イノベーションの相互浸透モデル

イノベーションの相互浸透モデル

企業は科学といかに関係するか

産業と科学とが密接に相互作用し、共存するようになっている。その具体的なあり方と意義を探求し、現実の市場における日本企業の地位低下の背景を解き明かす。

  • 著者
  • 榊原清則, 辻本将晴, 松本陽一
  • 出版社
  • 白桃書房
  • 出版年月
  • 2011年03月
  • ISBN
  • 9784561265535

産業と科学とが密接に相互作用し、互いに入り組んだ関係を発達させ、あるいは一定の「場」を共有するかたちで共存するようになっている。

その具体的なあり方と意義を探求し、現実の市場における日本企業の地位低下の背景を解き明かす。

経済経営研究所講師・松本陽一


目次

  • 科学に接近する日本企業
  • 第1部 ディスプレイ産業における科学との相互作用
    • ディスプレイ関連学会における「日韓逆転」の分析
    • 学会という「場」の商業化
    • アメリカ・プラズマコ社の技術開発と松下電器産業による買収
  • 第2部 太陽電池産業における科学との相互作用
    • 既存企業によるサイエンスとの関わり方:太陽電池の事例
  • 第3部 自動車産業における科学との相互作用
    • 企業の研究開発と知識の相互浸透
  • イノベーションの新たなモデル:産業と科学の相互浸透