有事対応コミュニケーション力

有事対応コミュニケーション力

未曽有の大震災の現場でなおも有効な言葉の力とは?「非常事態」のプロ5者による徹底討議。

  • 著者
  • 鷲田清一内田樹上杉隆岩田健太郎藏本一也
  • 出版社
  • 技術評論社
  • 出版年月
  • 2011年10月
  • ISBN
  • 9784774148717

未曽有の大震災の現場でなおも有効な言葉の力とは? 「非常事態」のプロ5者による徹底討議

未曽有の大災害に見舞われたとき、生き延びられるかどうかのカギを握るのは、言葉の力、コミュニケーションの力である。臨床哲学、武道、ジャーナリズム、医療、危機管理などそれぞれ「待ったなし」の現場を持つ5人のプロフェッショナルが、危機の現場でもなお有効な言葉の力とは?真偽当否定めがたい雑多な情報からどれを選択しどう判断するか?ポスト3.11の日本が進むべき道は?……などについて徹底討論。これから生きていくための、総合的情報力のヒントがここに。

※本書は2011年6月12日 (日) に神戸市で開催されました「災害時のリスクとコミュニケーションを考えるチャリティー・シンポジウム」を書籍化したもので、収益は全て被災地の支援のために寄付されます。

経営学研究科准教授・藏本一也


目次

  • 1 情報の隠蔽と「メディアの裏」を読む力(政府のコミュニケーション対応はどうだったか/とんでもない情報隠蔽が行われていた ほか)
  • 2 情報格差社会に歯止めを(日本人全員が関係者になってしまった/「加害者であること」の呪縛 ほか)
  • 3 3・11で顕在化したメディアの病理(利益相反の問題/電事連がつぎ込む巨額の広告費 ほか)
  • 4 「右肩上がり」的発想からの転換(問題が露顕したのはむしろ東京/家に帰れないというのはおかしい ほか)