捕虜が働くとき

捕虜が働くとき

第一次世界大戦・総力戦の狭間で

捕虜たちは、何を感じ、何を食べ、どう働いたのか。歴史から抹殺されていた捕虜の労働に光を当てた画期的な第一次世界大戦論。

  • 著者
  • 大津留厚
  • 出版社
  • 人文書院
  • 出版年月
  • 2013年05月
  • ISBN
  • 9784409511176

一国的な総力戦の狭間に置かれたため歴史から抹殺されていた捕虜の労働に光を当てた画期的な第一次世界大戦論。

人文学研究科・教授 大津留厚


目次

  • 第1章 捕虜になる
    • 1 ガリツィアの戦いⅠ
    • 2 捕虜になる
    • 3 ロシアの捕虜政策
    • 4 「普通」のチェコ系捕虜兵の記録
    • 5 ロシア捕虜収容所の一日
    • 6 オーストリア=ハンガリーのロシア、セルビア捕虜兵
    • 7 働く捕虜兵
    • 8 捕虜兵の労働契約
  • 第2章 マイナス二〇〇万人プラス二〇〇万人イコールゼロ?
    • 1 ガリツィアの戦いⅡ
    • 2 オーストリア=ハンガリー捕虜兵の解放
    • 3 対イタリア戦線
    • 4 捕虜と労働
    • 5 ジーグムンツヘルベルクの捕虜収容所
    • 6 捕虜兵を雇用するにあたっての指針
  • 第3章 オーストリア=ハンガリー捕虜兵労働部隊
    • 1 捕虜兵労働部隊
    • 2 労働部隊捕虜兵の逃亡
    • 3 交際
    • 4 食糧事情
  • 第4章 総力戦の狭間で
    • 1 働く捕虜兵 in Japan
    • 2 帰る人、帰れない人、残る人
    • 3 総括