つながれない社会

つながれない社会

ひきこもりや無縁社会といった「つながり」の変化によって生じた日本社会における諸問題に対する解決策を、社会心理学の視点から提起する。

  • 著者
  • 日比野愛子, 渡部幹, 石井敬子
  • 出版社
  • ナカニシヤ出版
  • 出版年月
  • 2014年04月
  • ISBN
  • 9784779508110

現代の日本社会を含むさまざまな集団の変化を考える上で重要な1つのキーワードは、「つながり」の変化です。本書は、社会心理学における3つの領域—社会的交換、文化心理学、社会構成主義のアプローチから、「つながり」に焦点をあて、ひきこもりや無縁社会といった「つながり」の変化によって生じた日本社会における諸問題に対する現段階での解決策を提起しています。

人文学研究科・准教授 石井敬子


目次

  • 序章 グループ・ダイナミックスへの誘い
  • 第1章 社会的交換 ―「組み込まれた長期的関係」から「つくりだす短期的関係」へ
  • 第2章 文化心理学 ―「存在する」サポートから「つくりだす」サポートへ
  • 第3章 社会構成主義 ―つながりを疑う、つながりを信じる
  • 終章 つながりを理解する3つの視点