現代思想と政治

現代思想と政治

資本主義・精神分析・哲学

現代思想たちは、政治をどう思考したか。政治、哲学、資本主義、闘争、主体、精神分析、政治……拡散しつつ円環を形作る、18人による根底的な論究。

  • 著者
  • 市田良彦, 王寺賢太 編
  • 出版社
  • 平凡社
  • 出版年月
  • 2016年01月
  • ISBN
  • 9784582703405

アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ、ラカン、デリダ……日本で「現代思想」と呼ばれた諸思考はいま「政治」とどう切り結びうるか。これらの思考にとって政治とは何か。18名の代表的論者により徹底的に捉え返される。

平凡社 書籍紹介より


目次

  • 第一部 政治/哲学
    • ドゥルーズ/ガタリにおける政治と哲学
    • マキァヴェッリとポスト六八年の政治的〈構成〉の諸問題
    • 「ルソー問題」から初期マルクスへ
    • モーリス・ブランショの「政治参加」
    • ミシェル・フーコーの内戦論
    • 俗物に唾することさえなく
  • 第二部 資本/闘争
    • 六八年のなにが政治思想を促したか
    • マルクス主義における再生産論的転回
    • 債権債務関係と商品交換
    • オペライズモの光芒
    • 情勢の下で思考する
    • 流れと捕獲の普遍史のために
  • 第三部 主体/精神分析
    • ヴァルター・ベンヤミン、暴力‐力と歴史哲学
    • 分裂分析と新たな主体性の生産
    • 矛盾は失効したのか
    • 六八年のプシポリティーク
    • ラカンの六八年五月