新版 文化人類学のレッスン

新版 文化人類学のレッスン

フィールドからの出発

フィールドワークを第一に考える行動派の人類学者たちによる、初学者のための文化人類学。文化人類学の歴史や現状から、人類学と社会とのかかわりまで幅広く解説。

  • 著者
  • 梅屋潔, シンジルト 共編
  • 出版社
  • 学陽書房
  • 出版年月
  • 2017年02月
  • ISBN
  • 9784313340268

フィールドワークを第1に考える行動派の人類学者による、学部初学者のための文化人類学入門書!

多くの大学で教科書として採用され、好評を博した初学者向け入門書を、新版としてリニューアル。

フィールドワークを第一に考える行動派の人類学者たちによる「学部の初学者のための文化人類学」という目的に照らし、内容を全て見直し、アップデートを行った。

また、新版では「文化」に対する捉え方の変遷を整理した。

文化人類学の歴史や現状を概説し、今後を展望する目的から、生物としてのヒトの視点を盛り込み、そこから改めて「文化」の意味を考える、という流れを「霊長類学」との連携により加え整理した。

学陽書房 書籍紹介より


目次

  • Lesson1 文化と未来 ~文化人類学はどのような学問か?
  • Lesson2 フィールドワークと文化人類学 ~「民族誌する」とはどういうことか?
  • Lesson3 動物と人間 ~霊長類は文化について何を教えてくれるのか?
  • Lesson4 環境と生活 ~文化はなぜ多様なのか?~
  • Lesson5 セクシュアリティとジェンダー ~「性」の多義性とは?~
  • Lesson6 家族と親族 ~親と子は血のつながっているものか?~
  • Lesson7 民族と国家 ~集団意識はどのように生まれるのか?~
  • Lesson8 儀礼と分類 ~人はどのように人生を区切るのか?~
  • Lesson9 宗教と呪術 ~世界は脱魔術化されるのか?~
  • Lesson10 交換と経済 ~他者とは何か?~
  • Lesson11 グローバル・イシューと周辺社会 ~人類学は、社会の「役に立つ」か?~