研究指導

研究指導

シリーズ大学の教授法5

大学院に限定されがちだった研究指導の射程を、学士課程まで拡大させ、その意義や難しさを明らかにする。学生と信頼関係を築く方法や、集団指導の具体的ノウハウなどを提示。

  • 著者
  • 近田政博 編著
  • 出版社
  • 玉川大学出版部
  • 出版年月
  • 2018年03月
  • ISBN
  • 9784472405358

卒論指導やゼミ・研究室運営をどうすればいいのだろう。学生への研究指導において、指導教員はどんな役割を果たすべきだろうか。

本書は、若手・中堅の大学教員が直面するこのような疑問に応えるものです。研究指導とは、卒業論文などの研究活動を通じて、学生が自律的な学び手となるのを支援することだと言えるでしょう。本書はこれまで大学院に限定されがちだった研究指導の射程を、学士課程にも拡大することを意図しています。学生との信頼関係を築き、学位論文の作成を支援をするには、教員側にどのような知識やスキルが必要かを明らかにします。

神戸大学 大学教育推進機構 教授 近田 政博


目次

  • 第1部 研究指導の前提を理解する
    • 1章 研究指導の意義と特性を理解する
    • 2章 研究指導のプロセスを理解する
  • 第2部 研究指導の指針と方法を理解する
    • 3章 研究計画を立案させる
    • 4章 探求的思考を促す
    • 5章 豊かな経験を与える
    • 6章 倫理的な姿勢を身につけさせる
  • 第3部 学生との信頼関係を築く
    • 7章 多様な学生の研究を支援する
    • 8章 研究室を立ち上げる
    • 9章 個別面談を行う
  • 第4部 集団指導の効果を高める
    • 10章 学生の協働を促す
    • 11章 読む訓練をする
    • 12章 書く訓練をする
    • 13章 研究発表を支援する
    • 14章 大学院生の研究指導を行う
    • 15章 成長する指導教員
  • 第5部 研究指導のための資料
    • 1 研究室ウェブサイトの作成
    • 2 研究指導の実例
    • 3 推薦状の作成
    • 4 個別面談の記録