ルイ・アルチュセール

ルイ・アルチュセール

行方不明者の哲学

現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。知られざるアルチュセールの哲学。

  • 著者
  • 市田良彦
  • 出版社
  • 岩波書店
  • 出版年月
  • 2018年09月
  • ISBN
  • 9784004317388

現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。光と闇の落差がもたらす眩暈のなかに哲学者は姿をくらます。彼にとっては、「行方不明になる」ことが「政治」であった――知られざるアルチュセール(1918―90)の哲学が、「スピノザを読むアルチュセールを読む」というかつてない試みを通して浮かび上がる。

岩波書店 書籍紹介より


目次

  • 第一章 行方不明者の生涯
  • 第二章 偶然性唯物論とスピノザ――問題の「凝固」
  • 第三章 『資本論を読む』またはスピノザを読む
  • 第四章 構造から〈私〉と国家へ
  • 第五章 スピノザから遠く離れて