ミャンマーの法と開発

ミャンマーの法と開発

変動する社会経済と法整備の課題

ミャンマー法の実相を、現状解説にとどまらず、植民地法の形成時代に遡って読み解き、将来の法制改革の方向性を展望する。

  • 著者
  • 金子由芳
  • 出版社
  • 晃洋書房
  • 出版年月
  • 2018年11月
  • ISBN
  • 9784771030978

ミャンマー法の実相を、現状解説にとどまらず、植民地法の形成時代に遡って読み解き、将来の法制改革の方向性を展望する。

発展途上国が目指すべき「法」と「開発」は、外貨導入を自己目的化するワシントン・コンセンサス路線とは限らない。ミャンマー社会の内側から、生きた規範と人々のニーズを見つめなおしていくとき、社会経済の自立に資する「法の独立」の道を探り当てていくことが可能なはずである。揺れ動くミャンマーの未来に資する法整備支援や、経済的関与の在り方を考えようとする学生、研究者、そして投資家にとって必携の書。

晃洋書房 書籍紹介より


目次

  • 序章 ミャンマー法への視座
  • 第1章 2008年憲法における統治機構
  • 第2章 土地法秩序の過去と現在
  • 第3章 契約法の経緯と展望
  • 第4章 企業セクターの制度基盤
  • 第5章 投資法の変遷
  • 第6章 民事執行制度の課題