福音を説くウィッチ

福音を説くウィッチ

ウガンダ・パドラにおける「災因論」の民族誌

アフリカ宗教研究の視点から、呪術・妖術・呪詛などについての様々な事象とその説明を、土着の論理に寄り添って記述した災因論の民族誌。

  • 著者
  • 梅屋潔
  • 出版社
  • 風響社
  • 出版年月
  • 2018年02月
  • ISBN
  • 9784894892446

災いの原因をどう語るのか

政治家やキリスト教者もが呪術・妖術・呪詛を語る世界。近代というベールの破れ目からのぞく様々な事象とその説明を、あえて土着の論理やウィッチ(妖術師)の言説に寄り添って記述。アフリカに見る「魔術的リアリズム」の世界。

風響社 書籍紹介より


目次

  • 第1部
    • 第1章 トウォ──病いのカテゴリー
    • 第2章 「災因論」
    • 第3章 ジャジュウォキの観念
    • 第4章 ジャミギンバの観念
    • 第5章 ティポの観念
    • 第6章 「呪詛」、ラムの観念
    • 第7章 ルスワ
    • 第8章 12の事例の検討と分析
    • 第9章 聖霊派教会の指導者たちとの対話
  • 第2部
    • 第10章 葬儀の語られ方
    • 第11章 あるポストコロニアル・エリートの死
    • 第12章 葬儀の実際
  • 第3部
    • 第13章 ある遺品整理の顛末
    • 第14章 福音を説くウィッチ