日本語学習者コーパスI-JAS入門

日本語学習者コーパスI-JAS入門

研究・教育にどう使うか

世界最大の日本語学習者コーパス「I-JAS」の構築理念・構築過程および収集データの概要を紹介し、日本語習得研究・日本語教育への応用可能性について解説。

  • 著者
  • 迫田久美子, 石川慎一郎, 李在鎬 編著
  • 出版社
  • くろしお出版
  • 出版年月
  • 2020年03月
  • ISBN
  • 9784874248256

本書は、国立国語研究所で開発された日本語学習者コーパス「I-JAS」の構築過程と活用方法を概観したものです。

世界の日本語学習者1,000名の産出データを集めたI-JASは、日本語教育の研究史において画期的なもので、今後、I-JASを活用した多様な学習者研究が展開されることが期待されます。

大学教育推進機構/国際文化学研究科/数理・データサイエンスセンター 教授 石川慎一郎


目次

  • 第1部 I-JASの設計と構築
    • 第1章 I-JAS誕生の経緯
    • 第2章 参加者の決定
    • 第3章 調査の設計と実施
    • 第4章 音声データのテキスト化
    • 第5章 データの公開
  • 第2部 I-JASの量的外観
    • 第6章 参加者の属性
    • 第7章 参加者の習熟度
    • 第8章 参加者の産出語数
  • 第3部 I-JASの使用法
    • 第9章 「中納言」の基本検索
    • 第10章 「中納言」の応用検索
    • 第11章 計量研究の方法
  • 第4部 I-JASの分析
    • 第12章 作文における産出量と語彙特徴
    • 第13章 作文における語彙レベルとリーダビリティ
    • 第14章 発話における副詞の使用
    • 第15章 発話における丁寧体否定文の使用
    • 第16章 総括と展望