エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学 (原著第7版)

エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学 (原著第7版)

初学者でも読み進められる平易な記述でありながら、現代遺伝学を概観できる名著の邦訳書。ゲノム編集など最新の知見も盛り込まれた原著第7版。

  • 著者
  • Daniel L. Hartl 著/中村千春, 岡田清孝 監訳
  • 出版社
  • 化学同人
  • 出版年月
  • 2021年01月
  • ISBN
  • 9784759820485

遺伝学の教科書として名高い“Essential Genetics and Genomics Seventh Edition”の邦訳。初学者でも読み進められる平易な記述でありながら、現代遺伝学を概観できる教科書となっている。改訂のポイントは、(1) 遺伝子とは何か、何をするか、どのように変化し進化するかなど、遺伝子の広範な概要を提供する序論をさらに充実、(2) 難しさとやる気、観察と理論、原理と具体例の間のバランスをとった、(3) 動物と植物、とくにモデル生物の例をふんだんに取り入れた。分子遺伝学と古典遺伝学を統合し、ヒト遺伝学の原理が本書全体に織り込まれている。新版になり、ゲノム編集など、最新の知見も盛り込まれた。(化学同人 書籍紹介より)

訳者として、農学研究科の教授 中屋敷均 (第7章)、教授 森直樹 (第14章)、理学研究科の教授 坂本博 (第8章)、教授 横井雅幸 (第12章) が各章を担当しています。


目次

  • 1章 遺伝子とゲノムの遺伝暗号
  • 2章 遺伝子伝達の遺伝学:メンデルの功績
  • 3章 遺伝の染色体基礎
  • 4章 遺伝的連鎖と遺伝地図
  • 5章 ヒト染色体と染色体のふるまい
  • 6章 DNAの構造,複製とその操作
  • 7章 細菌とバクテリオファージの遺伝学
  • 8章 遺伝子発現の分子遺伝学
  • 9章 遺伝子制御の分子機構
  • 10章 ゲノミクス,プロテオミクスと遺伝工学
  • 11章 発生の遺伝的制御
  • 12章 変異とDNA修復の分子機構
  • 13章 細胞周期とがんの分子遺伝学
  • 14章 分子進化と集団遺伝学
  • 15章 複雑形質の遺伝的基礎