地域経営のための「新」ファイナンス

地域経営のための「新」ファイナンス

「ふるさと納税」と「クラウドファンディング」のインパクト

クラウドファンディング、ふるさと納税といった、地域・社会の課題を解決するための資金調達手段。全国の事例と地域活性効果、有効な地方創生政策への示唆を提示する。

  • 著者
  • 保田隆明
  • 出版社
  • 中央経済社
  • 出版年月
  • 2021年04月
  • ISBN
  • 9784502382512

地域課題、社会課題を解決するための資金調達手段(総称してソーシャルファイナンス)についての議論、関心は高まる一方です。我が国ではこれまでのところはクラウドファンディングとふるさと納税が、その社会的インパクトにおいて存在感を示しています。そこで、本書はまずはその二つについて、主に地方創生、地域活性化への可能性を議論することを目的として、これまで実施してきた研究を中心に取りまとめました。地域政策における、なんらかの政策的、実務的な示唆となれば幸いです。

経営学研究科 教授 保田隆明


目次

  • 第1章 今こそ地域に経営視点を—サステナブルな社会を目指して
  • 第2章 購入型クラウドファンディングと中小企業、地方企業 —可能性と課題
  • 第3章 購入型クラウドファンディングと地域金融 —地域金融機関の購入型CFの役割に関する認識と実施体制
  • 第4章 地域課題解決におけるソーシャルファイナンスの役割 —日本版シビッククラウドファンディングの動向
  • 第5章 デジタルトークン・地域通貨の可能性と課題 —飛騨信用組合による「さるぼぼコイン」を事例に
  • 第6章 ふるさと納税の概要とそれが自治体運営に迫っていること —自治体運営におけるパラダイムシフト:経営視点の導入
  • 第7章 地域事業者育成支援効果、ビジネス力向上策 —ふるさと納税の返礼品提供事業者の事例
  • 第8章 地域アントレプレナーシップの創出に向けて —ふるさと納税の返礼品提供事業者のデータ分析とアンケート調査から
  • 第9章 地方における移住・定住政策と関係人口増加策 —ふるさと納税を契機とする各種政策からの示唆
  • 第10章 ふるさと納税を契機とした地域金融機関の機能強化の可能性 —地域金融機関の融資状況と地域での産官金連携への状況
  • 第11章 今後目指すべき地域経営の姿とは