保守主義会計

保守主義会計

実態と経済的機能の実証分析

多くの批判にさらされながらも、その重要性が認められてきた保守主義会計。実証会計理論の枠組みを利用して、その実態を分析し、経済的機能を解明する。

  • 著者
  • 髙田知実
  • 出版社
  • 中央経済社
  • 出版年月
  • 2021年09月
  • ISBN
  • 9784502396519

本書の目的は、財務会計において概念的には重要性が認識されながらも、批判の対象になることも多い「保守主義」の存在理由を明らかにすることです。この目的を達成するため、主として日本企業のデータを用い、保守主義の実態と経済的機能に関する定量的な分析を行いました。

本書を通じて保守主義に関する理解が深まることで、財務会計の経済的機能が再確認されることになれば幸いです。

経営学研究科 准教授 髙田知実


目次

  • 序章 問題提起と本書の構成
  • 第Ⅰ部 保守主義会計の実態に関する分析
    • 第1章 保守主義の定量化
    • 第2章 日本企業における保守主義
    • 第3章 保守主義の国際比較分析
  • 第II部 保守主義の経済的機能に関する実証分析
    • 第4章 先行研究のレビュー
    • 第5章 日本企業における債務契約と保守主義
    • 第6章 日本企業におけるコーポレート・ガバナンスと保守主義
  • 終章 結論と課題