ナチ体制下の強制収容所システムとそこにおける労働を、当時の航空機・軍用機生産のトップメーカーであったユンカース社の労働現場から解明。
ナチ体制下の強制収容所システムとそこにおける労働を、ナチズムの申し子と言われるユンカース社の工場における労働の現場に着目して解明し、ナチ収容所とドイツ社会の関係に新しい視角から切り込んでいく。
本書は2021年に突然の病で永眠されたドイツ現代史研究者増田好純氏の学位論文と関連論文から構成。氏が修士課程を過ごした神戸大学から、東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター (DESK) の協力とドイツ学術交流会 (DAAD) の支援を受けて公刊。
神戸大学出版会 書籍紹介より