「道徳教育と社会」ノート

「道徳教育と社会」ノート

道徳と道徳教育を教育社会学的な視点から分析。デュルケムの『道徳教育論』から、校則をめぐる議論、いじめ問題、道徳教科書の内容分析、国際理解教育など幅広く取りあげる。

  • 著者
  • 山内乾史
  • 出版社
  • 学文社
  • 出版年月
  • 2022年01月
  • ISBN
  • 9784762031151

道徳、道徳教育を教育社会学的な視点から分析した、これまでの道徳教育に関する研究結果、さまざまな論文を掲載したテキスト。

第1章で、デュルケムの『道徳教育論』を訳出した意味を探り、第2章では、校則をめぐる議論を取り上げる。第3章では、社会問題化する前、及び社会問題化する過程のいじめ問題を取り上げ、校則や道徳との関連を考察。第4章では、小学校の道徳教科書の内容分析、大学教職課程の「道徳教育の研究」教科書の分析を行い、第5章では、ネットいじめの問題の考察、第6章では、学力といじめの関係を分析した。第7章では、道徳教育同様に価値の問題を取り扱う、国際理解教育の問題を考察した。

学文社 書籍紹介より


目次

  • 第1章 「道徳教育の研究」の研究(Ⅰ) ―麻生誠はなぜデュルケム『道徳教育論』を訳したのか―
  • 第2章 「道徳教育の研究」の研究(Ⅱ) ―校則は拘束か―
  • 第3章 「道徳教育の研究」の研究(Ⅲ) ―道徳教育といじめ問題―
  • 第4章 「道徳教育」研究の社会学的考察 ―大学教職課程教科書及び小学校検定教科書の比較研究―
  • 第5章 青少年の特徴とネット世界の子どもたち ―社会的スキルと携帯電話の関係を中心に―
  • 第6章 若い世代のネット感覚についての考察
  • 第7章 国際理解教育の可能性 ―米英仏のケース・スタディから―